くらぶベルテンポ
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富良野・美瑛と旭山動物園
小樽の旅


 2008年6月28日〜6月30日 2泊3日

● 緊張の羽田空港

 


今回の旅のメンバーは、初めてお逢いする方も含めて16名。
車椅子をご利用になられている方が4名、杖などを使われていてお足元の悪い方が2名。

久し振りの「バリアフリー旅行!」といった感じです。
私も少々緊張気味だったので、参加メンバーの集合時刻より1時間以上早く羽田空港に向かいましたが、なんともういらっしゃっている方が!

くらぶベルテンポの皆さまは本当に几帳面な方が多く、時間をしっかりと
守って下さるのですが、集合時刻の20分以上前には全員が集まっていました。すごい。

そして、初めてお逢いする方もいらっしゃるのに、あちこちで自己紹介をし、お互いのことを話し始める方が多かったのにもびっくり。

車椅子を利用される方が多かったので、チェックインに時間がかかりましたが、毎度お世話になっている潟Gイチ・アイ・エスの辣腕営業マンおふたりが羽田空港を駆け廻って下さり、手分けして手続きを完了させました。

10名規模の小さなグループ旅行でも、通常の旅行の搭乗手続きよりは何倍も時間がかかります。

それから、これは日本の航空会社を利用する国内旅行だから仕方がないことなのですが、
今回、ご高齢のご夫婦と娘さん、3名でご参加頂いたご家族がいらっしゃいました。

  ・お父さまは車いすを常時使用(立つことはできます)
  ・お母さまは杖もなく歩行しますが、長時間の歩行は難しく、空港内の移動は
   車椅子が借りたい。
  ・娘さんも歩行はゆっくりですが、杖などは使っていません。

この3名が保安上の理由から「3人並びで座れない」というのです。
JALが言っていることは分からないでもありません。
日本国内の航空会社は多くの場合、車いす利用者を2名並ばせては座らせてくれません。

アメリカなど海外の航空会社は良くて、日本はダメというの合理性に欠けるような気はしますが、
安全に最大限配慮する為と言われれば、それにはしたがいます。

ただ、このお母さまは杖も使わずに自分で歩ける。
だけど「空港は広いので、長い時間は歩いて欲しくない」との家族の意向で車椅子を“空港内”だけ
リクエストしたのですが、これがJALの規定に引っ掛かりました。

JALと交渉しましたが、ラチが開かないのでJAL職員が「本人を見に来る」ことになりました。
自分たちの目で確かめたかったのでしょう。
80歳を過ぎたお母さまに色々と質問していましたが、質問攻めにされたお母さまは
「それなら、車椅子は要りません。自分で歩きます。」と。

私が硬直的な対応だな、と思ったのはこの後です。

「で、あれば並んで座って頂いて結構です。」と3席並びの搭乗券が出たのです。

普通に考えておかしい、と職員の方は思わないのでしょうか。
たとえ空港内でも「車椅子」を使いたいと言ってしまったら「車椅子利用者」とみなして
お父さまと並びでは座れない。「歩く」と本人が口にしたから、それならばOK。

お母さまはおぼつかない足取りで、ゲートに向かいました。そして「車椅子を使わない」と権利放棄した以上は、到着空港の新千歳でも、自力で歩くしかないのです。
「羽田で使わないのであれば、新千歳でのリクエストも出来ません。」が公式回答でした。

この話を「何か、おかしいよな」と思えないとしたら、JALのサービスはやはり表面的なものだと、
私は思います。私はJALファンであるだけに残念な対応でした。

お断りして置きますが、羽田の職員の対応は一生懸命なのです。
ただ、どんなに丁寧な接遇をしても、一生懸命やっても、結果として
「このサービスおかしいのでは?」と乗客に思われてしまったら、終わりです。

HISさんのサポートがなかったら、座席が離れたまま旅をすることになっていたでしょう。

 


● いざ、北海道へ
 


新千歳空港までのフライトはとても快適でした。
ご病気をされてから初めて飛行機に乗る方もいらっしゃいます。

「窓側の席は無理ですよね。」とあるお客さまからご希望を伺いました。
超混雑の札幌路線、団体運賃であるために事前の座席指定は無理です。
ですが、これまた手配担当のHIS辣腕営業マンの力添えで1組さまを除き、
窓側の席に変更して貰うことができました。

いつも出来るわけではありませんので、「こないだは出来たのに!」とはおっしゃらないでくださいね。
また、全員の席を窓側に出来るわけでもありませんから、
通常の旅行会社であれば「平等」の原則で、席の希望はいっさい聞きません。
当然だと思います。ひとりの希望を聞いてしまうと「不公平感」が生まれるからです。
ただ、くらぶベルテンポの旅では、お客さまが相互に「思いやり」を持って頂いていることを前提に、お客さまとの信頼関係において「病後、初めて飛行機に乗られる方」「乗り物が大好きな方」「トイレが近い方」などの席を優先的に決めさせて頂く場合があります。
それはけっして「エコひいき」ではありませんので、どうかご了解ください。

 くらぶベルテンポのスタンスは、
1.希望があれば口にしてみてください。
2.でも常にその希望が叶う訳ではないので、そのことも理解してください。
3.お互いさまの気持ちをお持ち頂いて、損した、得したという損得理論では
   旅をしないようにしましょう。

です。単なる移動の手段としてではなく、飛行機の旅も満喫して頂きたいと思います。
 


 

 

● 念願の旭山動物園


新千歳空港に着き、名古屋から一足早く到着していたご夫妻と合流。
屋久島に続き、二度目のご旅行です。

全員が集合し、ライフパスさんのリフトバスで北海道の旅に出発です。
伊藤ドライバーさん、3日間お世話になります。

空港周辺はサミット開催直前ということもあり、厳戒態勢でした。
全国から警察官が集められており、栃木県警、神奈川県警、宮城県警、大分県警など、見ているだけで退屈しないほどの陣容です。

バスは高速道路を快適に走り、砂川パーキングエリアに到着。
かなり空腹な皆さんとここでラーメンなどを食べて小休止しました。

旭山動物園に着いたのは3時を過ぎていました。
今日からオオカミの森がオープンしたそうで、ものすごい人です。

旭山動物園は急な傾斜地にあるので、車椅子を利用する場合、バスを東門に留めてお客さまに降りて頂き、その後、バスは西門に回送しておいて、
お客さまは坂を降りながら見学していくのがベストです。

そうは言っても下り坂も結構大変ですし、スロープがあるとは言え、見学に
ご足労をおかけしてしまいましたことを申し訳なく思います。

旭山動物園は純粋に素晴らしい動物園だと思いますが、あまりに混雑が
激しく、警備員や一部職員の対応はかなりがさつだとも、感じました。
 


リフトバスで出発。

旭山動物園は坂が多い


愛らしいペンギンたち

 

 

● いよいよ、富良野へ。そして美瑛へ。


旭川グランドホテルでゆっくりと体を休め、今日は早起きをして富良野、美瑛へドライブです。
まずはファーム富田へ。裏道を使ったこともありますが、道路は思ったよりも空いていて順調にファーム富田に到着。自由時間をゆったりと取って、のんびりして頂きました。

畑ですから、未舗装のところが多く、坂もありますが、のんびり移動すれば問題はありません。1時間もあれば、ラベンダーを満喫することができます。

皆さん、ご自身のペースで思い思いの時を過ごしていらっしゃいました。

昼食はファーム千代田。
 


木陰でひと休み


ラベンダーを堪能


ここのビーフはとても有名で、ロケーションは良くないのですが、観光客だけではなく地元の人も家族で来ています。ステーキ、ハンバーグ、カレーライスなどをお召し上がり頂きました。

午後からは伊藤ドライバーお勧めの「美瑛裏ツアー」。団体観光客は絶対に来ないような、知る人ぞ知る裏ルートで、美瑛の景色を堪能させて頂きました。伊藤さん、ありがとうございました。

素晴らしい時間でした。

昨日、今日と長時間の移動でお疲れの方も多かったので、今日はホテルでゆっくり休んで頂きました。
くらぶベルテンポの旅では、移動や休憩に相当な配慮をしていますが、それでも北海道は広い。それに出発前の緊張から来る疲れも相当なものです。

今日はくれぐれも早くお休みください、とお伝えしました。


中央が菅野さん、右が伊藤さん
いつもお世話になります。


美瑛の車窓

● 小樽での散策


3日目の朝。皆さんが元気です。笑顔です。昨日の夕方の表情とはうって代わって
「今日も楽しむぞ!」とのオーラが出ています。びっくりです。休むとは、これほど人の体を
元気にさせるのでしょうか。

ハイウェイを快走して小樽へ。まずは昼食です。

ここではバリアフリーに取り組む寿司屋さん、「ふじ鮨」にお邪魔しました。
「ふじ鮨」はもともと積丹に本店があるのですが、小樽でも味が評判です。

にぎりをお召し上がりの方、ウニ、イクラ丼をお召し上がりの方・・・。

あんなに元気だった皆さんが無言です。ひと言も発しません。
とにかく黙々と召し上がっていらっしゃいました。
あまりの美味しさに、声も出なかった。ということでよろしいでしょうか。(笑)

食後はお買いものタイム。ルタオのスイーツをお勧めしたので、お買い求めになられた方も
多かったようです。美味しかったでしょうか。

あっという間の3日間でしたが、北海道を満喫して頂けたと思います。
移動が多いと体が疲れるのですが、あまり移動が少ないと魅力ある旅にならない。
難しいところですが、また色々とご意見をお聞かせください。

ご一緒できた皆さまとのご縁に感謝致します。ライフパスの伊藤ドライバーさん、ありがとうございます。
札幌から参加の菅野さん、いつもありがとうございます。
HISさん、キメの細かいサポートをありがとうございます。
                                       (旅レポート:ベルテンポ・トラベル 高萩 徳宗)
 


小樽の旧日本郵船

運河前で記念撮影

ファーム富田からみる大雪山系

<参加された会員さまからのコメントです>
●北海道ありがとうございました。景色も食事も宿も天気も、全く不足はありません。
カミさんも直前まで少し体調を崩していたのですが、
旅が薬になったのか嘘のように晴れ晴れと戻ってまいりました。
良いホテルでしたよね。使いやすく雰囲気もありました。
動物園をはじめ、全ての名所で混雑を最小限にする時間と道を選んでいただき、
おかげであまり人に酔う感じがありませんでした。
今回同行の皆さん、やはりいろんな事情を抱えていて、今更ながら添乗員さんのご苦労を思い知りました。
たくさんの収穫がありましたので、これからしばらくは反芻の日々です。ありがとうございました。
                                          (埼玉県在住・男性/ご夫婦で参加)
●計画通りに良くやっていただき、あれもこれもと欲張らない旅、
ゆっくりと大地の香りを楽しむことが出来ました。
ラベンダー畑の美しかったこと、白クマくんのかわいらしさ。
何をおいても動物園の職員の暖かさが嬉しかったです。
雑踏の観光地は行きたくても気が引けていましたが、きめ細やかなスケジュールにより久々に気をもむことなく旅を実現できました。身体の不自由な者もこうして遠いところまで旅が出来る幸せをつくづく感じました。
どのご家族の皆さんも一生懸命看護・介護をし、大変な生活を前向きに生きているのですね。
改めてありがとうございました。                        (神奈川県・男性/ご夫婦で参加)

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