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● 夢にまでみた、お遍路の旅 |
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四国八十八カ所。人生いつかはお参りしてみたいと考える方は多いでしょう。
東京のT様ご夫妻も、その「いつか」を夢見てお仕事に励んでいらっしゃいました。
ご商売が忙しく、なかなかその「いつか」はやってきません。
奥様は、ご主人がお遍路に行きたいと思っていることさえ知らなかったそうです。
ある日、ご主人がご病気をされて闘病生活が始まり、奥様は介護の日々。 |
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そんな時、本棚から一冊の本が出て来たそうです。「お遍路」の本でした。
そこにはご主人の几帳面な手書きのメモが挟んであり、第1番札所からのお寺の名前が列挙されていたのです。
「あなた、ここへ行きたかったの?」と奥様が尋ねると、ご主人は大きく頷いたそうです。
そして、その「いつか」がやって来ることになりました。 |
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雨のお遍路がスタート |
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5月24日。羽田空港には元気なお姿のTさんご夫妻と、伊豆の新年会でご一緒させて頂いたNさん、お遍路はすでに満願して2回目という、ベテランのお馴染みHさんが集合しました。
家族旅行のようなスタイルの旅がスタートです。
飛行機に乗るのも久し振りというTさんご夫妻は空からの景色も堪能さて、徳島空港に着いた時はすっかり旅行気分。空港の到着ロビーで観光案内を見ていたNさんが「鳴門の渦潮って、近いんですね。」と一言。 |

徳島空港へ到着 |
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「行きますか?」と私。もちろんTさん、Hさんも異存はなく、車は1番札所とは反対方向の淡路島へと向かってスタートしました。走って30分もしないうちに大きな橋を渡り、兵庫県に入ります。徳島まで来て兵庫に逆戻りしてしまうのを皆さん、面白がっていました。
Tさんは以前鳴門の渦潮を見に来たことがあるらしく、展望台の先にある遊歩道をどんどん歩いて行きます。
なんにでも興味を持つのは良いことです。雨がいまにも空から落ちて来そうでしたが、まあ、のんびり行きましょうと声を掛け合いました。
鳴門を出発して、「さすがに今日、1番札所位は行っておかないと。」と気を取り直して車を進めたのですが、雨が激しく降り始めました。間違いなく観光などをしている私たちの邪念を見破った弘法大師さまのお怒りです。
1番札所の霊前寺についたのは16時過ぎ。今日はお遍路グッズをそろえてここの札所にお参りして終わりにすることにしました。
「まあ、明日から頑張りましょう。」と。
雨の夕方はお寺に人も少なく、静かなお遍路のスタートとなりました。 |

鳴門の渦潮をバックに

雨の1番札所、「霊山寺」にて |
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ホテルはクレメント徳島。JR徳島駅に直結のきれいなホテルです。お部屋の窓から徳島駅を発着するディーゼルカーが良く見えます。電車が大好きなNさんと私はお部屋からのビューに興奮してしまいました。
部屋で一息ついていると携帯電話が鳴り、出てみると愛媛県の会員、H瀬さんです。H瀬さんは今、転勤で四国に単身赴任されているのですが、お遍路の旅があると知り、遠路、徳島まで駆けつけて下さいました。
さっそく合流して頂き、ホテルで紹介して貰ったスーパー銭湯(一応天然温泉)で汗を流し、美味しいスーパードライで乾杯し、麺が大好きなTさんのリクエストで駅前の徳島ラーメンの夕食となりました。
ここのラーメンと餃子は美味しかった!お店の名前は忘れてしまいましたが。 |
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● 2日目にして、満願の気分 |
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2日目は弘法大師さまの指導を受けない程度には真面目にお参りしましょう、と元気にスタート。第2番札所からお参りを始め、だんだんと要領がつかめて来ると、リズムが良くなって来ます。
午前中は8番札所まで順調に進み、たらいうどんの昼食。
午後からも無理のないペースでゆっくりと途中休憩をしながら、それでも夕方までに第11番札所まで到達しました。
夕方、すでに満願したかのような、なんとも言えない達成感を味わいながらホテルに戻りました。(まだ全体の8分の1だというのに) |
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2日目も温泉大好きなTさんと一緒に大きなお風呂に入りに行きました。温泉につかっているといつも以上に言葉が滑らかになるのが目に見えて判ります。表情も緩やかになりますし、温泉に浸かる幸せは何ものにも替えがたいですね。今夜は徳島在住の会員、T尾さまファミリーが夕食に来てくださることになりました。
T尾さんは以前、ご家族3人でカナダの旅をご一緒させて頂きました。ご主人が脳血管障害で体にマヒが残っていますが、カナディアンロッキーを一緒にハイキングしました。その時は奥さま、息子さんも一緒に、なんとオーロラに遭遇したのでした。
T尾さんがお勧めのイタリアンレストランで夕食を頂きました。住宅街の中にある個人経営のレストランでしたが、いままで食べたイタリアンの中でいちばん美味しかったかも。美味しいものを食べる幸せとは、まさにこのことです。麺類が主体の食事が多くなりがちとのTさんも、イタリアンを美味しそうに召し上がっていました。 |
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