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今回旅をしたメンバーは、千葉県にお住まいの会員・市岡さんと、三鷹にお住まいの古参会員・山本さん。
おふたりは春に実施した山梨県・一宮への桃のお花見旅行で初対面。(ちなみにどちらも男性です)
市岡さんは千葉県で障害者施設の管理運営責任者をされています。
知的障害がある方の支援に日々汗をかいていらっしゃいます。そして、すごいなあと思うのが、
支援している知的障害がある方を「汽車旅」に連れ出していること。
連れ出すという言い方には語弊があるかも知れませんが、知的な障害があると、どうしても親御さんと
一緒に行動をすることが多くなります。それが決して本人にとってベストな選択ではないと判っていても、
社会の無理解や、さまざまな心理的、物理的バリアを考えると、親御さんは一歩が踏み出せません。
それを承知で市岡さんは「利用者本人だけを参加させる」旅をどんどん企画しています。
送り出す親御さんの信頼あってこそと思いますが、その行き先や旅の話を聞く度に、私は市岡さんの
社会的使命よりも「いいところへ、しぶいところへ行くなあ」とうらやましく、時には嫉妬も交えながら
話を聞かされているのでした。
一方の山本さん。三鷹でお米屋さんを経営していらっしゃいますが、脳梗塞を患ってからは仕事を息子さんに
任せています。杖と車椅子を併用されていますが、奥さまがいつも寄り添っていらっしゃいます。
くらぶベルテンポは創立当初からのメンバーでハワイなどにもご一緒させて頂きました。
最近ではご夫婦で仲むつまじく「フルムーン旅行」を楽しまれています。
しかし、逆に言うと山本さんのご主人は奥さまへの依存度が強く(いわゆる亭主関白)ご夫婦でないと
外出も旅行もできないので、(恐らく、私の推測ですが)奥さまのストレスもそれなりに溜まっていらっしゃる
のではないかと思っていたところです。
今年の春。山本さまご夫妻は久しぶりに「くらぶベルテンポ」の旅にいらっしゃって桃の花見を
楽しまれました。そのお昼ご飯の席で市岡さんと意気投合したのです。
意気投合したのは、ご主人は無類の鉄道好き。おおきな体をしていらっしゃるのに、飛行機はまったく
駄目で、先日は屋久島へ行くのにも新幹線で行ったほどです。
(東京−博多−新八代−鹿児島中央〜フェリー〜種子島・屋久島。何時間掛かるんだ!?)
市岡さんはいつものように、ご自身の「旅」のようすを山本さんに延々話をされたようです。
その結果、どこで話がどうなって、「市岡さんと山本さんのご主人」が男ふたりで銚子電鉄に行くことに
なったかは判りません。でも私は本当に嬉しかったのです。
嬉しかったいちばんの理由は「お客様同士」が仲良くなられて、個人的に旅をご一緒するようになって
くださったこと。ベルテンポは「旅行を手配するだけの会社」なのではなくて、「人と人を繋ぐ」のが
使命だと考えています。だからお客様が趣味で意気投合するのはとても嬉しいのです。
もうひとつ、嬉しかったのは「山本さんのご主人がひとりで旅に出る決断をした」こと。
私は山本さんは外出や旅行の際は、奥さまがいないと絶対に駄目だと思い込んでいました。
旅先でも何かあると「おい、○子!(奥さまのお名前です)と奥さまを呼ぶのです。
そんなご主人が電車に乗るだけの旅に、今日初めて出会った市岡さんとふたりで行く決断をするとは!
電動車椅子を器用?に操作する山本さんと市岡さんの旅のようすのリポートが届きました。 |