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永遠の鉄道少年、銚子電鉄ふたり旅

 2009年9月8日 日帰り

● 会員同士の交流が日帰り旅行に!


今回旅をしたメンバーは、千葉県にお住まいの会員・市岡さんと、三鷹にお住まいの古参会員・山本さん。

おふたりは春に実施した山梨県・一宮への桃のお花見旅行で初対面。(ちなみにどちらも男性です)

市岡さんは千葉県で障害者施設の管理運営責任者をされています。
知的障害がある方の支援に日々汗をかいていらっしゃいます。そして、すごいなあと思うのが、
支援している知的障害がある方を「汽車旅」に連れ出していること。

連れ出すという言い方には語弊があるかも知れませんが、知的な障害があると、どうしても親御さんと
一緒に行動をすることが多くなります。それが決して本人にとってベストな選択ではないと判っていても、
社会の無理解や、さまざまな心理的、物理的バリアを考えると、親御さんは一歩が踏み出せません。

それを承知で市岡さんは「利用者本人だけを参加させる」旅をどんどん企画しています。
送り出す親御さんの信頼あってこそと思いますが、その行き先や旅の話を聞く度に、私は市岡さんの
社会的使命よりも「いいところへ、しぶいところへ行くなあ」とうらやましく、時には嫉妬も交えながら
話を聞かされているのでした。

一方の山本さん。三鷹でお米屋さんを経営していらっしゃいますが、脳梗塞を患ってからは仕事を息子さんに
任せています。杖と車椅子を併用されていますが、奥さまがいつも寄り添っていらっしゃいます。

くらぶベルテンポは創立当初からのメンバーでハワイなどにもご一緒させて頂きました。
最近ではご夫婦で仲むつまじく「フルムーン旅行」を楽しまれています。

しかし、逆に言うと山本さんのご主人は奥さまへの依存度が強く(いわゆる亭主関白)ご夫婦でないと
外出も旅行もできないので、(恐らく、私の推測ですが)奥さまのストレスもそれなりに溜まっていらっしゃる
のではないかと思っていたところです。

今年の春。山本さまご夫妻は久しぶりに「くらぶベルテンポ」の旅にいらっしゃって桃の花見を
楽しまれました。そのお昼ご飯の席で市岡さんと意気投合したのです。

意気投合したのは、ご主人は無類の鉄道好き。おおきな体をしていらっしゃるのに、飛行機はまったく
駄目で、先日は屋久島へ行くのにも新幹線で行ったほどです。
(東京−博多−新八代−鹿児島中央〜フェリー〜種子島・屋久島。何時間掛かるんだ!?)

市岡さんはいつものように、ご自身の「旅」のようすを山本さんに延々話をされたようです。

その結果、どこで話がどうなって、「市岡さんと山本さんのご主人」が男ふたりで銚子電鉄に行くことに
なったかは判りません。でも私は本当に嬉しかったのです。

嬉しかったいちばんの理由は「お客様同士」が仲良くなられて、個人的に旅をご一緒するようになって
くださったこと。ベルテンポは「旅行を手配するだけの会社」なのではなくて、「人と人を繋ぐ」のが
使命だと考えています。だからお客様が趣味で意気投合するのはとても嬉しいのです。

もうひとつ、嬉しかったのは「山本さんのご主人がひとりで旅に出る決断をした」こと。

私は山本さんは外出や旅行の際は、奥さまがいないと絶対に駄目だと思い込んでいました。
旅先でも何かあると「おい、○子!(奥さまのお名前です)と奥さまを呼ぶのです。

そんなご主人が電車に乗るだけの旅に、今日初めて出会った市岡さんとふたりで行く決断をするとは!

電動車椅子を器用?に操作する山本さんと市岡さんの旅のようすのリポートが届きました。

● いざ、銚子へ。
9月8日に山本様と銚子電鉄の旅に出掛けてきました。
天気も良く、先頭車両で車窓を楽しんできました。

お米屋さんとあって、稲刈りの風景など楽しんでいたようです。
銚子電鉄に揺られながら、銚子駅前でおいしい刺身を食べて帰ってきました。
青春18切符での旅なので、三鷹から銚子までは普通電車で片道4時間近くの旅でした。
奥さんと違う楽しみを見つけてくれたらうれしいな!と思っています。

やはりトイレがかなり気になる様子で、水分を我慢している姿に
支援としてはまだまだだな!なんて感じてきました。

車いすでの支援は久し振りでしたが、三鷹駅、千葉駅、銚子駅と
エレベーター等の設置があり、不便を感じることはありませんでした。
職員の方もとても親切で、下車駅では必ず待機していて、
サービスに力が入ってきているなあ!と感じました。
しかし、まだ肩に力が入っている感じがして、もっとナチュラルな支援ができるようになればと思いました。

行き先で待っていてくれる事は助かる反面、突然予定を変更して、
途中下車してみたいなあ?次の電車に乗りたいな?なんて思ったときに、
待っている人に悪いな?!なんて余計な遠慮や、気遣いをしてしまいます。

それに、なんか自由を奪われたようですこし苦しいです。
もうちょっとなんだけど・・・。
車椅子や車両の改良が進んだら駅員の手伝いなしに自由に乗降ができるのではないかな?と。

それにしても、鉄道流行りを実感しました。
行きの電車はツアー客(高知からの団体客)でラッシュ状態です。

しかし、本当の銚子電鉄の魅力を考えて行程を作っているかは疑問でした。
銚子電鉄の一番昭和を感じる終点・外川駅に行かないで、手前の新しい犬吠駅で下車昼食というコースの設定には甚だ疑問をかんじました。

しかも、これは難しかったのかもしれませんが、乗ったのが一番新しい電車で、古い車両の電車(次発は古い車両)ではないというものでした。

あきらかに銚子電鉄の魅力、鉄道を組み入れたツアーの魅力を半減させています。銚子電鉄は、車窓を楽しむのではなく、古い車両、駅という昭和を楽しむというものだと思っています。
 




銚子電鉄。車椅子でももちろんOK




鉄道少年の指定席




外川駅はシブいのひとこと

● 九州ローカル線の旅  (引き続き、市岡さんのリポートです)

九州の鉄道旅も良かったです。筑豊本線、日田彦山線、九大本線、肥薩線、指宿枕崎線、九州新幹線、鹿児島本線と乗ってきました。

知的障害のある方との二人旅。
鉄ちゃん以外理解できない旅を満喫してきました。

肥薩線は良いですね!

車窓といい、車両といい、車掌さんといい鉄ちゃんでなくても充分楽しめます。

スイッチバック、嘉例川駅、嘉例川弁当、勾配と・・・。
ただひとつ、不満な事は窓を開けられない。
(冷房のため窓を開けてはいけない)。

ビューポイントでは(車両停車時)開けてもいいのですが、
走行時はダメです。
風を感じたい人も多かったように思いました。
せめて、2両のうち1両は窓を開けていい車両にしてほしかったと思います。
(日田彦山線は他に乗客がいなかったので窓を開けていました。
 トンネルの冷気、清流からの風、久し振りに楽しんできました)

日本最南端の西大山駅にも行ってきました。
開聞岳と駅の景色が素晴らしい。

しかし、列車の本数があまりにも少なく、山川駅からタクシーで往復という
鉄ちゃんにあるまじき行動をとってしまいました。

そういうお客が多いそうです。
せっかくの観光資源、JRももっと考えても良いのではないかと思います。

しかし、JR九州のサービスは良かったです。
駅員の態度、特に女性車掌はみんな素晴らしかったです。
ナチュラルな対応にものすごく好感が持てました。(それに美人)

鹿児島駅での女性駅員の鹿児島弁での応対は本当にうれしかったです。
それにしても、鉄道への女性の進出はすごいですね!
車掌、運転士、駅員、保線(これはビックリ)それに鉄ちゃん。
これはとてもうれしい事ですが、ちょっと寂しくもあります。

● 汽車旅部会設立へ向けて

鉄道の歴史の旅なんか受けませんかね? 
戦前の車両、100年以上前のレールが柱に使われた駅舎(大牟田駅、八代駅)などなどマニアックな歴史の宝庫のような気がします。

このような視点を持つようになったのは、高萩さんから貰った薬の副作用の
ような気がします。      (旅レポート:くらぶベルテンポ会員 市岡さん)


R九州の素敵なサービス


歴史を感じるレール屋根


窓を開けて新鮮な空気が吸いたい!


そのまんま知事?


この弁当、美味しいです。


はやとの風でしょうか。


西大山の駅と開聞岳

市岡さん、リポートありがとうございました。

くらぶベルテンポでは、会員相互の親睦を深めて頂くために、
また、会員それぞれの趣味や嗜好に合わせた旅をご提案する為に
趣味のサークルを作りたいと考えています。

会員の皆さま、「こんなサークルあったらいいな」をお知らせください!

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