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 2008年6月17日〜6月22日 4泊6日

● 旅の始まりはパスポートから

 

今回のお客さまはくらぶベルテンポ会員のAさん、Hさん、お二人です。
お二人とも80歳の元気な女性。おひとり暮らしでいらっしゃいます。
ガイヤの夜明けのご縁で入会され、国内の旅に何度かご一緒させて頂きました。
その旅行中の会話のなかで、気がついたら出ていた「カナダ」への旅。
おふたりとも海外旅行は本当に久し振りとのことでしたが、カナダへの旅のチャンスがあると判った瞬間、旅行を申し込む前にパスポートを取りに行かれました。

「パスポート取って来ましたよ。」  まだ、旅行のお申込を頂いていなかった時点で、この張り切りようです。
そしてAさんに私はあることを、恐る恐る聞いてみました。

「あの、何年用のパスポートを。」
「決まっているじゃないの。10年有効のパスポートよ。」
「だって5年で期限が切れたら、5年後に85歳の顔写真をまた貼らないといけないのよ。」 …恐れ入りました。

● 久しぶりの海外旅行

おふたりとも海外は15年ぶり、20年ぶりとのことです。
旅の支度は… 失礼な言い方かも知れませんが 「遠足前のこども」状態だったとお察しします。
荷物を詰めたり出したり、お天気を心配したり。
私は一年の半分以上を旅先で過ごしていますが、このお客さまの「初心」は絶対に忘れることのないようにと、
肝に銘じています。


6月17日。不安げな表情のおふたりを空港でお迎えして、手続き。
順調に終わり、エアカナダに乗り込みました。
機内は決して広くありませんが、機内食を食べたり、よもやま話に花が咲き、思ったより早かった8時間のフライトでバンクーバーに到着。

入国審査で3人の関係を聞かれ「旅仲間」と答えておきましたが、不思議だったでしょうね。でも、ふたりがカナダは初めてだと話すと、満面の笑顔で「良いご旅行を」と言ってくれました。



この入国審査の笑顔で「ああ、カナダに来たなあ」と感じました。
カナダを旅していると、誰もに心のゆとりがあり、リラックスして人生を楽しんでいるのが判ります。
誰も急いでいない。 あまりイライラしていない。 歩いている人がニコニコしている。
心があっという間にほぐれていくのが判ります。

飛行機を乗り換えてカルガリーへ。私の第二の故郷、カルガリーの懐かしい景色が窓の下に見えて来ました。
私は今から20年前、この町に2年住んでいたのです。冬はマイナス35度位まで下がる街ですが、私が世界中で一番好きな街でもあります。1年ぶりに「帰ってきた」カルガリー空港から1時間半のドライブでバンフ到着。

今回の宿は、コンドミニアムタイプの「バンフ・ロッキーマウンテンリゾート」です。街からは離れていますが、その分静かで空気も澄んでいます。目の前にカスケードマウンテンとマウントランドルが見えるロケーション。
最初の日の夕食は、私の判断で和食にしました。おふたりにはご不満だったかも知れませんが、初日は体が疲れているので、胃に優しい和食でご辛抱頂きました。
 

● ターコイズブルーの湖と、大氷原へ

2日目の朝。気温3度。
しかし凍るような寒さとは無縁で、とにかく爽やかです。
朝食も食べずに一路、レイクルイーズへ向かいました。
駐車場には大型バスの姿はなく、湖畔も静かでした。
しばらく湖をながめ、湖畔のホテル、シャトーレイクルイーズで朝食を頂きました。サービスのクオリティと言い、食事の味と言い、やはり一流。

のんびりとした時間を過ごし、今日のメイン「コロンビア大氷原」へ。
ここから150キロ近いドライブになり、峠をいくつも越えるので、天候が
どんどん変わります。快晴→雲り→雨→雪→晴れ、とこんな感じですべての天気が体験できました。

大氷原ではあられが降って来たので、コーヒーを飲んで天候が回復するのを待ちました。ツアーと違い、その場でスケジュールを変更できるのはこう言った時に威力を発揮します。
天候の回復を待ち、太陽と再会できそうなタイミングでいよいよ雪上車に。日差しが強くなって来たにも関わらず雪も降っていたり、さすがは山の天気でしたが、氷河の上に立つ体験も無事に終了。





 

帰路、行きは雨でスキップした「ペイトレイク」に立ち寄りました。
雪解け直後の湖は信じられない色をしていました。

夜はバンフの老舗ステーキハウス、「メリッサ」へ。
140グラムのヒレステーキを、おふたり様、完食です。
部屋では暖炉が活躍。6月のバンフは日中は20度近くまで気温があがり暑く感じますが、夜は0度近くまで気温が下がります。
ホテルにもエアコンはありませんが、暖炉がしっかりと働いています。

● サルファーマウンテン展望台と、巨大なロブスター

翌日は、朝から雲ひとつない快晴だったので、バンフの街が一望できるサルファーマウンテンのゴンドラに向かいました。
標高2000メートルの山の上から見下ろすバンフの街は絶景でした。

展望台には小鹿もたくさんいて、愛想を振りまいていました。
奈良や宮島の鹿と違い、餌をあげることは厳禁とされているので、
自力で餌を確保しているのが微笑ましいです。

その後、お客さまが滝がお好きだと判ったので、あまり日本人観光客は行かないのですが、ジョンストンキャニオンに向かうことにしました。

渓谷沿いの遊歩道を歩き、川の流れを楽しむところですが、滝まで片道1.1キロ。意外とアップダウンがあり、お客さまは途中で無理をせず引き返して頂くことにしました。代表して私が滝まで行き(といっても小さな滝ですが)写真を撮って戻りました。
のんびりとした時間が流れ、早めにホテルに戻って一旦お昼寝。時差もあり、午後必ず眠くなる時間があります。ここで無理せずに少しベッドで横になると、そのあとがとても楽なのです。


夕食はロブスターを頂きました。カナダ東部のロブスター漁は6月から解禁となるので、この時期はフレッシュなロブスターが食べられます。
お皿の直径が40cm以上あるのですが、そこからはみ出していました。大きすぎて皮を剥くのが大変でしたが、味は超一品でした。

あまりの大きさにお店の女性スタッフが「奥様方はおふたりでシェアされては?」との提案で、私もそう思いましたが「何言っているの、ひとり一匹食べられるわよ。」とお叱り?を頂いてしまいました。
大変、大変失礼致しました。本当にお元気です!


翌日の朝食はバンフスプリングスホテルで頂くことにしました。私が20年前にガイドをしていた頃からお客さまをご案内していた「グリル」というダイニングです。朝食ながら、テーブルごとにサーブするスタッフがついてくれて、世話を焼いてくれます。
たくさんは食べられませんが、一品一品を美味しく頂きました。

ホテル散策していたら、カナダ人の老夫婦とAさんが雑談していました。
老夫婦はお隣、ブリティッシュコロンビア州のケローナという街に住んでいて、息子さんが愛知県に英語の先生として行ったことがある。
その縁で日本人の奥さまを貰ったんだと嬉しそうに話していました。

私が旅行中驚いたことのひとつ。
おふたりともまったく物おじせず、近くにいる知らない人にどんどん話し掛けることです。何語で話をしているのか、それでも笑ったりしているのですからきっと「心」が通じているのでしょう。



● カナダでの時の流れ

旅の最後は、バンフの近郊にある「レイクミネワンカ」にご一緒しました。
ここはロッキーの観光ルートからは外れているので、ほとんど観光客が来ることはありませんが、空気がキンっと引き締まっている神秘的な湖です。

風の音を聞き、葉っぱのささやきを聞き、街に戻ろうとしたら、鹿の大家族が出現しました。
人間や車を恐れない彼らは、道路上で立ち止まったり、じゃれあったりしています。
車もそれをのんびりと待っています。

湖もきれい、山もきれい、食事もおいしい。
でも、カナダで感じた優雅な時間、豊かな時間。  それがカナダの旅のいちばんの醍醐味かも知れません。

カナダへの旅行は毎年計画したいと考えています。
もちろんくらぶベルテンポでのプランもご提案しますが、
小グループでも、ご家族単位でも、
「ゆったりと豊かな時間を過ごす旅」をご希望の方は、
お気軽にご連絡・ご相談ください。

カナディアンロッキーのベストシーズンは6月から9月です。
               (旅レポート:ベルテンポ・トラベル 高萩 徳宗)



 

カナディアンロッキーの旅の写真をもっと見る >>
 

<参加されたお客様からいただきました>
●美しい国カナダでは、大変お世話になりありがとうございました。
   15年ぶりの海外旅行、無事参加でき、またいつか他の国へも行かれそうな気分、自信がつきました。
   カナダの大自然の景色、氷河の上に行かれた事、野生動物が道路で悠々と歩き、自動車はノロノロと動いて
   いる、とても日本ではありえない光景…。小型鹿、大型鹿を見ました。
   夕食で初めて本場のロブスターを見て驚きました。直径30cm以上あるお皿からはみだしていました。
   おいしかった、感激でした。
   帰国して、友人・長男・長女・次男に旅の話をする度に、自然に笑顔になっております。
   本当にお世話になりました。ありがとうございました。      (東京都新宿区/女性)

●とてもとても楽しいカナダでした。本当にありがとうございます。
   荘厳な山々、神秘な湖、思わず手を合わせたくなる静かな湖。
   暖かく包み込んでくれる緑のじゅうたん。静かな町並み。
   カナダの魅力に虜になってしまいました。出来ればもう一度行きたい。カナダが大好きです。
   ドライブも楽しかったです。私たちをとてもよく気遣ってくださる心使い、本当に身に染みていました。
   感動、感謝の言葉しか出て参りません。
   この旅行で、体力にはっきりと自信が持てました。帰郷しても疲れはありません。
   またお目にかかれる日まで、元気にして過ごして参ります。次回はハワイです。  (東京都練馬区/女性)

 

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