ベルテンポのテーマは、“心のリハビリ、体のリハビリそして、チャレンジ。



エンジョイ&リラックス ハワイ

   
 ハワイって、バリアフリーですか? 

お客様からのお問い合わせで大勢の方から頂く質問です。
道路や交通機関、レストランやホテル。もちろん日本よりはるかにリラックスして楽しむことができます。

でも、それ以上に
「心のバリアフリー」が、この島にはあるような気がします。

「自分に障害があることを、忘れてしまった。」

ご一緒したお客様から聞いたことばです。この感覚は、実感してみないと判らないかもしれません。

12月には、
ホノルルマラソンもあります。
車イスでのんびりと10キロを走る(歩く?)のもステキですよ。

コナ空港
 
ハワイ・コナ空港。
タラップで降ります。
 
 飛行機からタラップで降りる場合、車イスを利用する方は飛行機の後方にリフトを取り付けて降ります。のんびり慌てずに待ちましょう。
 
市内を走る THE BUS
 
 ホノルル市内を走る「THE BUS」にはほとんどの車両にリフトが設置されています。
 実際車イスで乗車する人が多いので、ドライバーも慣れたモノ。日本との違いがこんなところにも…。

 

ハワイのビーチ
 
 日本では車イスの利用者が海に入るなんてまだ一般的ではありませんが、こちらでは老若男女、障害の有無を問わずにビーチで思い思い楽しんでいます。自然と笑みがこぼれます。

 

ハナウマ湾のシャトルバス。スロープ付
 
 オアフ島のハナウマ湾へ行くシャトルバスも車イス対応。すぐにスロープを出してくれます。このビーチには水陸両用車イスランディーズが常備されています。もちろん無料。

 

中華料理店の入口。リフトがあります。
 
 ワイキキで入った中華料理店は地下にあったのですが、リフトを設置。店員がにこやかに迎えてくれました。
 




ハワイに行って来ました。

11年ぶりのハワイで見る波は格別でした。

ワイレアの浜辺

ワイレアの海辺。地元の子供たちのサーフィンの大会をやっていました。子供なんだけど、上手い!

カラカウア大通り

カラカウア大通りを散歩。歩道は広く、段差もないのでのんびり歩けます。

ショッピングセンターで食事

アラモアナショッピングセンターのマカイマーケット。週末の夜で大変にきれいです。車イス利用の人もあちこちで見かけます。

 

神奈川県在住のYさん、Yさんのご子息おふたりとハワイにご一緒しました。

Yさんは事故で頚椎を損傷し、首から下がまったく動かない状態ですが、元気なころはハワイによく波乗りに出かけていたそうで、事故後初めての一人旅にチャレンジしたい、とご相談を受けました。

 

日常生活では、奥様がお風呂や食事などほぼ全介助とのことで、今回は奥様のレスパイトケア(休養)もYさんからのご依頼の大きなテーマでした。

 

飛行機は全日空で快適に

全日空にはスカイアシストデスクがあり、障害がある方の搭乗に際しての総合的な受付窓口になっています。

今回は11年ぶりの外出、もちろん飛行機も受傷後初めてです。出発前から細かいリクエストや相談に応じて頂き、安心して旅行することができました。

航空会社の対応は会社によりさまざまで、必要な配慮や好みでお選びになると良いと思います。パックツアーなどでは、間際まで航空会社が決まらないケースもありますので、細かい配慮を必要とする方は注意が必要です。

 

 

ホノルル空港でタクシー行方不明

ホノルル空港からホテルまでは、リフト付タクシーの会社に日本から予約を入れてありました。

が、(よくあることですが)待てど暮らせど姿が見えません。ポーターも待ちくたびれて帰ってしまいました。

と、1台のリフト付タクシーが止まったのですが、残念ながら別予約の車でした。

たまたま、私が予約した会社と同じタクシー会社だったので、私たちの予約を確認してもらうと無線で確認してくれたのですが「そんな予約ないよ!」との回答。こんなことでくじけている場合ではありません。

「確認書もあるから、もう一度聞いてよ」と迫ったら、やっぱり予約は入っていました。違う場所で待っていたみたいで「あと2〜3分で来るから安心してね」と言われてから待つこと数十分。

この仕事ぶりを見て「ああハワイに来たな」と実感しました。

 

リフト付タクシー

ホノルル空港にようやく到着したリフト付タクシー。
こちらはスケールも大きい。
車イスの固定、5台はいけそうです。

車内も大型

車内はガランと広く、座席はすべてはね上げ式です。合理的な設計で「大は小を兼ねる」を地でいく車です。

 

リフトタクシーと言うよりリフトバス

予約の時間より1時間以上遅れて表れたおじさんドライバー、謝るでもなく笑顔で「アロハ」。

ロングサーフボードが積めるか日本から執拗に確認しただけあって、ちょっとしたバスがやってきました。もちろんリフト付。車イスは5台固定可能、屋根も高く快適です。でも飛ばすのでメチャクチャ揺れますが・・・。

ハイウェイを快走(爆走?)して、ワイキキへ。30分足らずです。

 

 

ホテルはいつものアストン・ワイキキサンセット(HPは英語です)

http://www.aston-hotels.com/call_propertydisplay.cfm?OCCODE=5&PropertyName=Aston%20Waikiki%20Sunset

 

ホノルルのホテルを選ぶとき、ランクやロケーションを含めてさまざまな選択肢があります。障害者用客室と言うことであれば、5ツ星の高級ホテルにレベルの高い障害者対応の部屋を持つホテルがたくさんあります。

しかし私の好みなのですが、ホノルルに来る場合ここを良く利用しています。

 

アストン・ワイキキサンセット 良い点は

1.       スタンダードクラスなので、リーズナブルな価格で宿泊できる。場所も良い。

2.       ホテルがシンプルな作りなので、迷わない。

巨大なホテルは、結構慣れるまでに時間が掛かります。

3.       コンドミニアムなので、1部屋に4名〜6名宿泊することも可能。今回も4人1室でしたが、高級ホテルでは二部屋に分かれてしまい、割高です。

4.       キッチンがついている

ワイキキは物価が高いので、外食が続くと結構お金が掛かります。スーパーでパンや果物を買ってきて、冷蔵庫に入れておけば、食費の節約になります。

5.       リビングがある

グループで集まる場所があるのは、とても便利です。

 

アストン・ワイキキサンセット 限界がある点は

1.       障害者専用客室はないので、浴室の使い勝手が悪い。(手すりやシャワーチェア、ハンドシャワー程度)

2.       ベッドルームへの幅が狭く、大きな車イスでは寝室にそのまま入れない。

歩行可能な方や、逆に重度でリビングルームに宿泊される方でなければ難しいかもしれません。

3.       ホテル内にレストランがない

4.       ホテル内に車イス対応トイレがない

 

宿泊は大切なポイントですので、必要な条件を明確にしてから探しましょう。

 

ノースショアの波は・・・。

私はサーフィンをやらないのでまったくのシロウトなのですが、やはり本場、それもノースで波乗りをするのが、とても意義あることなのだそうです。

滞在中のご希望は「毎朝早朝にホテルを出て、波がみたい。それだけ」とのことでした。

2.3日目は、空港に迎えに来てくれたおじさんドライバーが一緒に波のポイントを探してくれて大助かり。

ご子息は湘南とは違う「力のある波」に上手に“ノッテ”いました。

 

後半は、「ぜひレンタカーを借りてみたい」とのご希望で、日本から予約した「アクセシブルバン」をレンタル。

これはミニバンの横に折り畳みスロープが設置されていて、車内に車イスごと固定できる優れものです。

私も油断していましたが、この時期ホノルルのすべての「アクセシブルバン」が予約されており、あちこち探して、やっとこの1台をレンタルしました。

 

アクセシブル・バンズ・オブハワイHP(英語です)

http://www.accessiblevanshawaii.com/

 

日本では車体の後部にリフトが設置されているタイプがほとんどですが、屋根が低かったり、ワゴン車の場合でも荷物車がベースで乗りここちが悪い、窓から外が見えない、などのストレスがあります。

車イス対応の福祉車両は日本では「移動の手段」としての車両ととらえています。「イスに座った状態で外の景色が見えるか」とか、夫婦で出かける際に、「並んで会話をしながらドライブしたい」、などのニーズには応えていません。

 

ハワイで借りたミニバンは、車体(床)を下に掘り下げて車高を低くしています。

そのメリットは

車イス固定時の天井との圧迫感を解消

リフトではなく、スロープでの対応が可能

他の同乗者と目線が並ぶ(とても重要)

ドライバーと車イス固定位置が近いので、運転中の会話が可能(最重要)

スロープが横に出ればそのまま歩道に下車でき安全。後部からの乗降は一度車道に降りることに。

 

などです。日本でも福祉の観点から一歩進めて「乗車したときの快適性」に着目して頂きたいですね、とYさんと盛り上がっていました。Yさん、中古でもいいからこの車を輸入したくなったそうです。(笑)

 

スロープ付レンタカー

レンタカーのスロープ付ミニバン。なかなか良くできています。

スロープが出た状態

スロープ付バン。スロープが出た状態です。

「別荘を買いたいな、あそこいくらぐらいするのかな・・・。」Yさん。ノースショアの別荘を車窓から見つけてつぶやきました。

温暖な気候、優しい人々、自然。ハワイは障害がある方の心のリハビリには最適の場所だと私も思います。

パックツアーで忙しく訪れるのではなく、ワイキキでブランドを買うのでもなく、オプショナルツアーに参加するでもなく、ただ時の流れに身をまかせる旅もいいかもしれません。

 

部屋から見るダイヤモンドヘッド

アストンワイキキサンセットの部屋から見たダイヤモンドヘッド。たまたま角部屋だったので正面に見えました。

 

 

私がご一緒した方に必ず聞く質問があります。

「次はどこへ行きましょうか?」

Yさんまよわず、「ジャマイカ。俺、レゲエが大好きなんですよ」

 

ジャマイカレポートが遠からずご紹介できることを次の目標に、帰国の途につきました。




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