バリアフリーの旅を創る 高萩徳宗著 実業之日本社刊



  高萩徳宗(弊社代表取締役)著 『バリアフリーの旅を創る』

※版元在庫切れにつき、現在入手困難な状況です。 ご了承ください。

実業之日本社より好評発売中 四六版・ソフトカバー  302ページ アマゾン・オンライン書店
1575円(税込)  ISBN4-408-00763-3

目次

序章   人は「旅」をする
第一章 「バリアフリーの旅」とは何か
第二章 こんなところにバリアが---検証・日本の旅
第三章 自分らしい旅を創る---旅する側へのヒント
第四章 「気づく」ことから始まる---受け入れ側へのヒント
終章   なぜ、障害を持つ人と旅に出るのか

こんな人にぜひ読んでいただきたい本です。

・障害があって、旅を諦めてしまっている方
・障害者・高齢者の受入に戸惑っている施設の方
・自治体や企業でバリアフリーに取り組む方
・障害者・高齢者向けビジネスに携わっている方
・福祉を学ぶ学生の方
・今の福祉のあり方に疑問を持っている方


 

読者からのお便り・メール


 高萩徳宗 様 

福祉のまちづくりを担当して4ヵ月の地方公務員です。
「バリアフリーの旅を創る」楽しく、本当に楽しく読ませていただきました。

以前、生活保護のケースワーカーをしたことがありますが、いわゆる福祉専門職ではありません。
この3月までの2年間、シンガポールの事務所で地方自治体の国際交流事業のコーディネートを
しておりました。

華やかな国際交流(誰のためのものかわからない!)もいいのですが、もっと地道に県民の喜ぶ顔が
見られる仕事がしてみたいと、希望しての福祉の部署です。

でも今は、総論ではだれも反対しないけど現実はなかなか進んでいかない「福祉のまちづくり」を
いかに「推進する」かで、日々暗中模索です。

福祉の部署に来て気づかされるのは、職員は建前ではきれいなことを言っていますが本音のところ
では障害当事者はわがまま言い放題の厄介者と思っている職員がなんと多いことか。

私も人のことを言えません。ほんの少しずつではありますが広がってきた障害当事者とのネットワークの中で聞かされるのは、障害当事者による行政、公共交通機関、観光業者への批判です。

行政については、何をやっても悪者になる宿命なのでいいとしても、それなりに工夫してアクセシブルに
努めようとする民間の方々まで容赦なく攻撃するのには正直嫌気が差しています。

なにか糸口はないかを探るため、「バリアフリー」「ユニバーサルデザイン」「障害者差別」などを
キーワードに本を読み漁っていました。たまたま、近くの図書館で借りた5冊の本の中に高萩さんの
本があったというわけです。

最初は、障害者に旅を提供するのにどれだけ苦労があったのかを伝えるくらいの内容だろうと、
読む順番もあとまわしでした。

でも、最初の2〜3ページ読み進んだあたりから、一気に読み終えてしまいました。

なぜか?それは、高萩さんがいい意味で障害当事者や高齢者を、ビジネスの相手として普通に
扱っている姿勢に新鮮な感動を覚えたことです。

観光関係者へ苦言を呈するだけでなく、障害当事者自身の問題も的確に指摘しています。

私は行政側なので、障害当事者に対し「誰かだけが悪いんではないし、誰かを責めても社会は
変わらない、自分が被害者みたいに思うのはやめなさい」と言いづらいところがありますが、
個人的に信頼関係ができつつある車いすの友人が今度世の中を愚痴った時、正面から反論して
ぶつかってみたいと思います。

新潟講演のスピーチもインターネットで読ませていただきました。

障害当事者が障害者問題解決のゴールと信じてやまないADAにしても、それが決して最終的な
解決策にならないことに複雑な思いがしましたが、かえって、今は、やれることから始めればいいんだと
吹っ切れたような気がしています。

観光資源に恵まれているがゆえにあぐらをかいてきた鹿児島の観光産業です。

機会があれば、バリアフリーを目玉に他の観光地と「差別化」を図り、日本全国からいろんな人を
もてなすことで、観光産業を活性化し二次的に県内の福祉のまちづくりが推進できないかを、
行政の縦割りの「バリア」を超えてアプローチしてみたいとひそかに思っているところです。

野間 様

高萩様

はじめましてNOZと申します。

「バリアフリーの旅を創る」を読ませていただきました。内容的にいろいろ思い当たることも多く、
考えさせられる内容ですね。特に

1.ハードよりも心のバリアが大きい
2.障害者の中には何かしてもらうことを当然と思っている人もいる
3.車椅子を使っていと腫れ物に触れるような対応をされる


この3点が印象的、且つ身に覚えもあります。

 私自身、障害者ではないんですが痛風発作、ヘルニア持ちで、這ってトイレにたどり着く時もありますから、地方の駅で新幹線ホームへのエスカレータが止まっていて脂汗をかきながら手すりにしがみついて
階段を上ったような、歩行困難な時に出会うハードのバリアは経験済みです。

 もっとも一過性の私と、歩行障害を持たれている方の境遇はまったく別物ではありますが。

  なによりも・・・「人は旅をする」これに尽きますね。

「旅程における障害対策は数ある利用者のオーダーのひとつ」
この切り口からの見方は新鮮です。確かにそのとおりですね。

これからも、この道のパイオニアとして頑張ってくださいね。

大田区在住  NOZ 様


旅行会社を経営する著者が、旅を通じて実感・経験したバリアフリー・ユニバーサルデザインの
「現実的な」アイディアが詰まった1冊です。

ひとつのテーマや旅ごとにまとめてられており、なるほどと思った文章に付箋をつけながら読み進めました。すべてを紹介するのは無理なので、箇条書きに書いて行きたいと思います。

1.足音なども全体を把握するための情報のひとつになる →音声情報の必要性
2.「分からない」=「断る」「あきらめる」の悪循環  →同質のサービスを提供する自信
3.バリアだらけの不便さが連帯感を強めた。→役に立ちたいと思う心の育成(長野五輪)
4.ハード設計側の「想像力」欠落 →マニュアル主義ではいけない(長野五輪)
5.武蔵野市「ムーバス」・地域密着型路線バスの成功。福祉バスの功罪
6.「優しさ」「思いやり」はする側が意識するのではなく、受ける側が実感するもの。
7.インターネット「旅の窓口」 →リアルな情報提供
8.障害者割引は何のためにあるのだろう
9.サービスを受ける側のマナーも必要
10.車イス対応だけでない段差の数、トイレの広さ等詳しい情報の必要性。



この本を読んで、日常のちょっとしたアイディアや疑問の中にユニバーサルデザインの発想があるのでは
ないかと思いました。特別メモを取ることをしないので忘れてしまったり、思い出せなかったりするだけなのだと思います。

普段何気なく利用するエレベーターには、乗降の時間の長さを選べるボタンが常識的に設置されるようになっています。私は信号にもこのようなボタンを設置すれば、道路を横断する人にとって恐怖を少しは減らせることが出来るのではないかと思います。

すぐに整備ができなくても、信号の利用可能な時間(青)が表示されているだけで、一人で渡れそうかな?とか、助けてもらおうかとの判断のひとつになると思います。「選べる自由がある」と言うのがユニバーサルデザインの基本だと強く感じるようになりました。その選択肢を増やすためのハード整備が重要なのではないかと思います。

また、ハード面を強化するだけでは補えきれない部分があるのだとこの本を読んで感じました。教育・道徳の面からのアプローチが絶対的に必要です。危険をなくすことも重要だけれども、危険と判断でき、自ら回避できることの方が重要なのではないでしょうか。

判断材料となる「情報」の重要性も認知され、いろいろな形で発信されるようになっています。情報を提供するばかりではなく、提供しあう関係づくりの手助け(情報の相互窓口)も今後ユニバーサルデザインを考える上で必要だと思いました。まとまらない文ですが、この本を読んだことで私はたくさんの発見をしたように思います。皆さんもぜひご一読を!!

新潟県 岡田様


いろいろお手伝いを頂いてたくさんの旅をし、家内が旅に熱心に為ると共にそれ故にリハビリに積極的になり、介護士から押し留められたりするほどになりました。でも小生はやんわりと反論したりするのです。

歩けるようにするのがリハビリとするなら、1日に30分の歩行訓練で歩ける筈が無い。
赤ん坊が約1年で歩き始め、その後1年でほぼ危なげ無く歩いている事からすると、大人も1年くらいで実用的な歩行レヴェルになるのがリハビリの筈だ。

それには、日常行動が歩行訓練に繋がる指導・努力をすべきだ。所が、実際には歩行のリハビリ時間外では車椅子で行動するように指導される。いわく捻挫、骨折、怪我による入院、など危険があるからだと。

それなら、転んでも、致命傷を負わないような、保護具、保護帽子等を付けさせれば良いのにと思いますが、この工夫はホッカムリ。言葉はリハビリ訓練だが、現在のものはマヤカシでは無いかと感じてます。

現実に、施設から車椅子を追放して何とか感とか杖でも何でも工夫して歩かせるようにしたと言う事も聞きました。こうした方法では。歩くまでの所用期間が短くなると共に、自宅に戻ってからも有効に活用される率が高いと言う事です。当然と思います。

障害者ビジネスで利益を上げることが当たり前と同時に、形だけのリハビリで無く、真に有効なリハビリ成果を挙げることに真面目に取り組んで欲しいと医療関係者に望んでいます。医療に株式会社組織がそぐわない等と言う前に、質の高い成果を上げるのにどうすべきか患者(障害者)の立場でを考えるべきなのですがねー。ご成功ご発展を祈ります。、

神奈川県厚木市在住 HS様


風俗営業の当方から何の用事でメールが届くのかと疑問に思われる事でしょうが先日の実例を踏まえお話したい事がありましてメールさせて頂きました。

実を申しますと先日車椅子で生活のお客様からオーダーがありました。当方開店以来お客様に対して差別・偏見を持っての対応はあるべきではないと思いまして介護もできるCALLと言うネーミングで体に障害をお持ちの方でも対応できる用にと介護資格所持者・看護婦免許所持者の女の子を在籍させておりました。

先日始めてのオーダーですがお客様が大変お喜びになられ感謝のお手紙まで頂きました。手紙の文面に「私のような車椅子生活の障害者は死ぬまで恋愛性欲も持ってはならない物だと封印しておりました。」と言う言葉が書き込まれていました。
たかが風俗営業の店ですが、もしもこの様に心から喜ばれるお客様に接する事が出来るなら一人でも多くの障害をお持ちのお客様に接したいと思い当方のHPアドレスを添付いたしました。

http://www.call-g.net/index_.html

熊本県 CALL

 

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