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旅行会社を経営する著者が、旅を通じて実感・経験したバリアフリー・ユニバーサルデザインの
「現実的な」アイディアが詰まった1冊です。
ひとつのテーマや旅ごとにまとめてられており、なるほどと思った文章に付箋をつけながら読み進めました。すべてを紹介するのは無理なので、箇条書きに書いて行きたいと思います。
1.足音なども全体を把握するための情報のひとつになる →音声情報の必要性
2.「分からない」=「断る」「あきらめる」の悪循環 →同質のサービスを提供する自信
3.バリアだらけの不便さが連帯感を強めた。→役に立ちたいと思う心の育成(長野五輪)
4.ハード設計側の「想像力」欠落 →マニュアル主義ではいけない(長野五輪)
5.武蔵野市「ムーバス」・地域密着型路線バスの成功。福祉バスの功罪
6.「優しさ」「思いやり」はする側が意識するのではなく、受ける側が実感するもの。
7.インターネット「旅の窓口」 →リアルな情報提供
8.障害者割引は何のためにあるのだろう
9.サービスを受ける側のマナーも必要
10.車イス対応だけでない段差の数、トイレの広さ等詳しい情報の必要性。
この本を読んで、日常のちょっとしたアイディアや疑問の中にユニバーサルデザインの発想があるのでは
ないかと思いました。特別メモを取ることをしないので忘れてしまったり、思い出せなかったりするだけなのだと思います。
普段何気なく利用するエレベーターには、乗降の時間の長さを選べるボタンが常識的に設置されるようになっています。私は信号にもこのようなボタンを設置すれば、道路を横断する人にとって恐怖を少しは減らせることが出来るのではないかと思います。
すぐに整備ができなくても、信号の利用可能な時間(青)が表示されているだけで、一人で渡れそうかな?とか、助けてもらおうかとの判断のひとつになると思います。「選べる自由がある」と言うのがユニバーサルデザインの基本だと強く感じるようになりました。その選択肢を増やすためのハード整備が重要なのではないかと思います。
また、ハード面を強化するだけでは補えきれない部分があるのだとこの本を読んで感じました。教育・道徳の面からのアプローチが絶対的に必要です。危険をなくすことも重要だけれども、危険と判断でき、自ら回避できることの方が重要なのではないでしょうか。
判断材料となる「情報」の重要性も認知され、いろいろな形で発信されるようになっています。情報を提供するばかりではなく、提供しあう関係づくりの手助け(情報の相互窓口)も今後ユニバーサルデザインを考える上で必要だと思いました。まとまらない文ですが、この本を読んだことで私はたくさんの発見をしたように思います。皆さんもぜひご一読を!!
新潟県 岡田様
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